今後6vs6のテストプレイが実施
本日開発者ブログが更新され、6vs6の議論について公式見解が公開されています。
今後オーバーウォッチ2では6vs6のプレイテストが開催されるとのこと。
期間限定テストそのものは近いうちに実施できるかもしれないが、パフォーマンス改善や待ち時間への問題を解消する必要があるため、
万が一正式に実装することになる場合でも最低でも数シーズンかかるとのことです。
開発者ブログの内容(抜粋)
ですが、皆さんにサービスを提供するのが私たちの使命です。
皆さんの興味関心やフィードバックに基づいて、偏見なく自分たちの決断を再評価することは「オーバーウォッチ」を最高の形で皆さんに届けるうえで重要ですし、私たちも従来の要素を無視して半永久的な変更を強引に導入するよりは、さまざまな可能性を探りつつ変更を加えるやり方を採っていきたいと考えています。
今後はこの方針に沿って、異なるチーム編成のフォーマットが試せるイベントをいくつか実施できればと思っています。
コミュニティからもほんの1、2回くらいですが、「さまざまな形式の6v6をテストして、データやフィードバックを集めるのもいいのでは?」という声が出ており、これには私たちも同意見でした。
現在チームは皆さんのフィードバックを参照しつつ、どのように公開テストを実施しようか検討を重ねています。
さて、そのテストの実施時期についてですが…さまざまな理由が絡みあって、すぐに実現できないことが予想されます。
すぐに実施できない一番の理由は、ゲーム自体のパフォーマンスです。
12人が1つのマッチに集まるので、フレームレートやメモリの使用率といった技術的要素をさらに最適化していく必要があります。
「オーバーウォッチ 2」になってから、私たちはパフォーマンスに影響を及ぼすような追加要素とアップグレードを数多く導入しました。
味方のアウトラインの実装や、オプション扱いだった回復ビジュアルのデフォルト化、技術的に難易度の高いアビリティの追加、UI、ヒーロー、マップのビジュアル面でのアップグレードもその1つです。
これらを機能させつつ6v6を行うとなると、旧式のシステムで動かした際のパフォーマンスが低下する可能性があります。
「オーバーウォッチ」はご存じのとおりハイスピードなゲームです。
すべての対応プラットフォーム上でゲームを滑らかに動かすことが、ゲームプレイの品質を確保するうえで重要になります。
期間限定テストそのものは近いうちに実施できるかもしれませんが、実施するうえで重要となるゲーム全体のパフォーマンス改善にどれほどの時間を要するのかは、まだ不明です。
調査中の段階なのではっきりとは言えないものの、パフォーマンスの底上げには、その作業規模の大きさから、最低でも数シーズンかかると見ています。
もう1つの理由として挙げられるのが、待ち時間です(…このパンドラの箱を開けざるを得ないのかと思うと不安になります)。
もし一定数のプレイヤーが6v6の存続を望めば、待ち時間へどのように対処するかが問題になってきますが、チームにはこの問題を解決できなかった過去があります。
もちろん、アイデアがまったくないわけではありません。ですが、温めておいたアイデアが実際に機能する保証がないことも確かです。
長い時間待たされてまで6v6をプレイしたい人がはたして本当にいるのかどうか…。
もしいたとしても、待ち時間の問題を解決せずに導入するとなれば、大きなリスクを伴うでしょう。
また「オーバーウォッチ 2」には、5v5しか経験したことのない新プレイヤーが数千万人もいます。
待機プレイヤーが少ないからといって、今のフォーマットを好む方に6v6を押し付けるような真似をしたくはありません。
このような課題はありますが、公開テストが実現すれば、有益な情報をたくさん得られることでしょう。
テストは数週間にわたるかと思います。
コミュニティの6v6に対する関心度を測ると同時に、他の要素(5v5、アーケードなど)への影響度を調べることで、「オーバーウォッチ 2」全体の相関図における6v6の立ち位置、そして今後取るべき方針を把握していくつもりです。
5v5か、6v6か、あるいは両方か…どのような道を選ぶことになるかは別として、皆さんの声をゲームに理想的な形で反映できるよう、テストから得られた情報を精査したうえで「オーバーウォッチ」の未来を探っていきたいと思います。