スタジアムの現状と調整方針が公開
本日開発者ブログが更新され、スタジアムの現状と調整方針について公開されています。
内容は下記のとおりです。
ディレクターズテイク - スタジアムの最初の一週間
みなさんこんにちは、アーロンです!
シーズン16が始まってから数日が経ちましたが、みなさんがスタジアムに飛び込んで、ありとあらゆるクレイジーなビルドを試している様子を見て、とても嬉しく思っています。
現在、スタジアムの過去・現在・未来についてのより長いディレクターズテイクを準備しており、モードのロードマップもお届けする予定ですが、その前に今週の振り返りを簡単に共有したいと思います。
スタジアムについてはたくさんの議論が交わされており、みなさんが最新情報や変更点、現状をしっかり把握できるようにしたいと思っています。
まず最初に、スタジアムに関するみなさんのフィードバックを受け取り、すでにいくつかのゲーム内データも収集しています。
現時点で確認できたことは以下の通りです:
・クロスプレイ非対応
・高い離脱率
・古いシステムでのパフォーマンス
・特定のヒーローやビルドが不快
それぞれ詳しく説明していきます。
クロスプレイ
これは私たちも問題だと認識しています。
スタジアムの目的は、クロスプレイを通じて誰もが友達と一緒に遊べるようにすることだからです。
実現方法としては、アンランク版のスタジアムを作ってそこでクロスプレイを有効にするか、現在のランク版でクロスプレイを有効にするか、2つの選択肢があります。
この決定は、モードの人気度によって左右されます。もし多くの人が遊んでいるなら、アンランクとランク版の両方で健全なキュータイムとマッチメイキングを維持できると自信を持てます。
とはいえ、どちらのバージョンもパッチが必要で、タイムラインを調査中です。
シーズン16のミッドシーズンに間に合わせたかったのですが、シーズン17の開始が現実的な見通しとなっています。
離脱者
確かにスタジアムでも離脱者はいますが、ランクマッチより多いわけではありません。
少なくとも現在のゲーム内データではそうなっています。
スタジアムの現在の離脱率は7%で、これはコンペティティブの離脱率をわずかに下回っています。
ただし、データとは異なる「感覚」があることは理解しており、その理由を調査中です。
また、木曜日には一部のプレイヤーに離脱ペナルティが正しく適用されていなかったバグを修正しました。
これにより、今後さらに離脱率が下がるかもしれません。
パフォーマンス
スタジアムでは、プレイヤーが多数の追加アビリティやパワーを装備できるため、技術的に要求が高いモードになっています。
特に古いシステムでは負荷がかかっているようで、それが理由で古いハードウェアではスタジアムのみ30fpsに制限する決定をしました。
これによってフレームレートの乱高下を防ぐことができますが、一部のプレイヤーには逆に一貫して重く感じるかもしれません。
これを動的に無効化できるようにする技術を導入し、数週間以内にテストしたいと考えています。
また、PS5でPS4版のOverwatch 2をプレイしている場合にもこのFPS制限がかかってしまうことが判明しており、こちらも修正予定です。
パフォーマンスの改善については、ゲーム全体で常に取り組んでいます。
Overwatch 2は新機能をどんどん追加しているので、最新の技術がスムーズに動作するよう最適化し続けています。
ヒーローとビルド
ヒーローやビルドのパワーレベルについては多くの議論がありますね。
スタジアムの醍醐味の一つが理論構築(ビルド考察)だと思っています。
ただ、プレイヤーがビルドを把握していくまでには少し時間がかかるものの、不快な要素を長く放置したくはありません。
そのため、特定のアイテムのナーフと、あまり選ばれていないもののバフを検討しています。
これらの変更は全プレイヤーに影響しますが、キャスディ、D.Va、ザリアには個別の調整も行います。
週末に向けたクイックパッチをリリース済みで、引き続きこの部分は注視し、さらなるバランス調整も予定しています。
ヒーローバン、フレイヤ、パーク
現在、ヒーローバンやパーク、そして新ヒーロー「フレイヤ」についてのデータを収集中で、プレイヤーの反応も見ています。
これについては、数週間以内にお話しする予定です。
また、近々スタジアム開発チームとのReddit AMA(質疑応答)も予定しており、そちらでも多くの情報をお届けします。
素晴らしいフィードバックをいつもありがとうございます。
みなさんのおかげで、私たちはさらに良いゲーム作りを続けていけます。
今週末、スタジアムでお会いしましょう!