Team LiquidがRupal選手を即時解雇 - スクリム中に人種差別発言、本人も謝罪「言い訳はできない」

Team Liquid Overwatch部門は、サポートロールのRupal選手を即時解雇したと発表しました。

スクリム中にチャットで黒人に対する人種差別的なスラングを使用したことが理由です。

Steve共同CEO自らが声明を発表し、「我々のゲーム、コミュニティ、組織に居場所はない」と明言しました。

Rupal選手本人も謝罪声明を発表し、「言い訳はできない」と責任を認めています。

内容まとめ

  • Team Liquid、Rupal選手を即時解雇
  • スクリム中のチャットで黒人に対する人種差別的スラングを使用
  • Steve共同CEOが声明発表「組織に居場所はない」
  • Rupal選手本人も謝罪「言い訳はできない、自分も人種差別を経験してきた」
  • Team Liquidはサポート1名のみの状態に

事件の経緯

Team Liquidの共同CEOであるSteve氏が公式声明で明らかにしたところによると、Rupal選手がスクリム中のチャットで黒人に対する人種差別的なスラング(anti-Black racial slur)を使用しました。

Team Liquidは事件が報告された瞬間から調査を開始し、徹底的なレビューの結果、Rupal選手を解雇し、Overwatchロスターから除外することを決定しました。

Steve共同CEOの声明(全文要約)

「黒人プレイヤー、ファン、コミュニティメンバーの皆様に謝罪します。彼が使用した言葉を明確に非難します。我々のゲーム、コミュニティ、組織に居場所はありません。」

「Team Liquidに選手を迎える際、ステージ上、オンライン、そして我々の名前を背負うあらゆる場所で、最高レベルのプロフェッショナリズムを持って自分自身と我々を代表することを期待しています。全選手にメディアトレーニング、コミュニケーショントレーニング、感性トレーニングを受けさせ、言葉の意味とその重みについて教育しています。しかし今日、それは十分ではありませんでした。これを深刻に受け止めています。」

「Team Liquidは常に勝敗以上のものを構築しようとしてきました。それは、不足した時に自分たちに責任を持ち、曖昧な言葉に隠れるのではなくコミュニティに正直であることを意味します。今日起こったことは間違っており、明確な対応をすべきだと感じました。」

「Rupalは北米Overwatchシーンのリーダーですが、公の場で深刻な過ちを犯した若者でもあります。これが彼にとって真の反省と成長の瞬間になることを願っています。彼の物語の終わりではなく、転換点になることを。彼の幸運を祈ります。」

Rupal選手の謝罪声明(全文要約)

Rupal選手本人も謝罪声明を発表しました。

「言い訳はできません。私はアメリカでベンガル人家庭に育ちました。私自身もアメリカだけでなく他国でも人種差別を経験してきました。だからこそ、そのような攻撃的な言葉を使うことがひどいことであり、軽々しく言うべきではないことを知っているべきでした。私の側の恐ろしい過ちです。」

「私は自分を憎悪に満ちた人間だとは思っていませんし、常にバックグラウンドに関係なく新しい人々と出会うことを楽しんでいます。」

「私を支援してくれた皆さんに申し訳ありません。私は自分の過ちに責任を取り、反省し自分自身に取り組むために休養します。」

Team Liquidロスターへの影響

Rupal選手の解雇により、Team Liquidのロスターは以下のようになります。

■Team Liquid Overwatch(解雇後)
タンク:Infekted、Coluge
DPS:TR33、zeruhhX
サポート:Vega(1名のみ)


サポートが1名のみという状態になり、Team Liquidは早急に補強が必要になりますが、3月22日の開幕が直前に迫っており既にロスターがロックされている可能性が高いです。

選手のコンバートという形で対応するのか、それとも別の手段が残されているのか対応方針の発表が待たれます。

業界への影響

Team Liquidのような大手組織が即時解雇と明確な声明を発表したことは、Overwatch競技シーンにおける人種差別に対するゼロトレランス(不寛容)の姿勢を示しています。

Steve共同CEOは「オンボーディングと再トレーニングプロセスを見直す」「追加の説明責任構造を実装する必要がある」と表明しており、今後の選手教育プログラムの強化が予想されます。

Rupal選手の今後

Rupal選手は「反省し自分自身に取り組むために休養する」と表明しています。

Steve共同CEOも「彼の物語の終わりではなく、転換点になることを願う」とコメントしており、将来的な競技シーン復帰の可能性は完全には否定されていません。

ただし、復帰するには真の反省と成長を示す必要があり、コミュニティからの信頼回復には少なからず時間がかかると予想されます。

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