今後『人外ヒーロー』が登場か
海外メディアのpolygon.comによって行われたウーヤンのリリースに関するインタビュー内容をまとめました。
インタビューの中で今後のヒーロー設計についても語られており、『非人間的なヒーローを時間をかけて散りばめていく予定で、将来的に刺激的なことがある』と人外ヒーローの追加が示唆されています。
五行大学:新たな勢力の登場
ウーヤンのアイデンティティの中核を成すのが、Overwatch 2版成都にある五行大学です。この大学は五行思想に基づき、木・気・水・火・金の5つの元素を軸とした学問と哲学を展開しています。
Zhang氏のコメント
「五行は漢王朝まで遡る概念で、音楽、占星術、武術、軍事戦略、中国伝統医学に存在します。既にメイがグローバルな冒険をしているので、今回は中国を代表することの意味を探求する伝統的なルートを取りたかったのです」
両親という重い遺産
ウーヤンが背負う重圧
ウーヤンの両親は火の学部(武術・軍事防衛)の専門家であり、オムニック・クライシスで活躍した著名な退役軍人でした。両親の最大の願いは息子が自分たちの足跡を辿ることでしたが、ウーヤンは大学入試で期待に応えられず、第二志望の水の学部に進むことになります。
Zhang氏が語る普遍的テーマ
「その地域の若い学生たちにはその遺産に応えるプレッシャーがあります。彼のストーリーは自分の道を見つけようとする物語です。国を守るために懸命に働き、彼を育て上げた両親を失望させてしまったという気持ちと闘っています。特に東アジアのプレイヤーにとって、非常に心に響くテーマだと思います」
個人的体験から生まれた物語
Zhang氏の告白
「これは私にとって本当に、本当に個人的なヒーローでした。ストーリーを書く際、家族に恩返ししたいという気持ち、それに伴う恥と罪悪感、両親の夢に応えられなかった時にどう立ち直るかについて、非常に深い個人的な体験を描きました。これは人々があまり話さないことだと思います」
新しい表現哲学への転換
より深いつながりを重視する設計
BlizzardはOverwatch 2のローンチ後、より焦点を絞った設計哲学を開発しました。これは人々がより深いつながりを作れるヒーローを優先するものです。
最近の例
• ハザード:貧しい家庭出身で新しい家族を見つけた物語
• ソルジャー: 76:LGBTQコミュニティへの励ましのメッセージ
Tan氏が語る目指すべき方向
「Overwatchヒーローは常にある意味で憧れの存在として作ります。体格、専門分野での技能、私たちが尊敬できる本当にクールなヒーローであることが重要です」
キャラクターデザインの方向性変化
この憧れを重視する設計により、チームはレッキング・ボールやラマットラのような「風変わりな」キャラクターから離れ、より従来的で魅力的なキャラクターを優先するようになりました。ただし、Tan氏は非人間的なヒーローも時間をかけて「散りばめて」いく予定で、「将来的に刺激的なことがある」と示唆しています。
体験版情報
ウーヤンの水術を実際に体験したい方は、8月14-18日の体験版をお試しください。正式デビューは8月26日のシーズン18からです。