【OW入門】ロール別の基礎を学ぼう:サポート編
サポートは味方を支えるロールです。「ヒール(回復)さえしていればいい」と思われがちですが、それは大きな誤解です。サポートはヒーラーではなく、チームを戦闘に勝てる状態に保ち続ける役割です。
この記事では、サポートを使い始めた初心者が最初に意識するべきことを解説します。
サポートの本質は「味方を戦場から離脱させないこと」
サポートの仕事は味方のHPを満タンにすることではありません。味方が戦い続けられる状況を作り出すことが本質です。
HPが削れた味方を回復して前線に留まらせる、ピンチの味方を助けて撤退させる、バフで味方を強化して有利な戦闘を作る——ヒール以外にもできることはたくさんあります。
- 味方のHPを常に把握して、一番危ない味方を優先的にヒールする
- 全員を均等に回復しようとしない。瀕死の味方を最優先にする
- ヒールだけでなく、バフ・デバフ・移動補助なども積極的に使う

ヒール要求を読む
味方が「ヒールしてくれ」と明示的に言うことはそこまでありません。サポートは味方の行動からヒール要求を読み取る必要があります。
- 遮蔽に引いてきた:体力が削れているサイン。すぐヒールを当てる
- タンクのHPが急激に減っている:集中砲火を受けているサイン。優先的に回復する
- 敵ピンをさしている:味方が交戦中またはこれから交戦する可能性。回復が必要になる
サポートも戦う

サポートは後ろで回復だけしていればいいわけではありません。味方が全員元気なときはサポートも攻撃に参加することで、チームの火力が上がります。
特にサポートの攻撃が有効な場面は以下です。
- 味方が全員体力が豊富で安定しているとき
- 相手のサポートや孤立した敵を狙えるとき
- 激しい交戦をしている味方がいないとき
- ULTで試合の流れを変えられるとき
「ヒールするかどうか迷ったらヒール優先」でいいですが、手が空いたら積極的に攻撃に参加する意識を持ちましょう。
攻撃を積極的に行う理由はもう一つあります。OWには被弾中は回復してもらえる量が30%減少する(タンクは15%減少)という全ヒーロー共通のパッシブがあります。つまり敵を攻撃してダメージを与えることは、相手の回復効率を下げることにも繋がります。
例えばアナのメイン武器は75ダメージ・75回復という同じ性能ですが、このパッシブを考慮すると攻撃によって相手の回復を30%阻害できる分、回復より攻撃の方が効率が良い場面もあります。ヒールだけに集中せず、手が空いたら積極的に撃ちましょう。

エリアを取ったDPSをケアする
DPSがオフアングルやサイドにエリアを取りに動いた場合、サポートから距離が開きやすくなります。視野を広く持って、離れた味方もケアすることがサポートの重要な仕事です。
- タンクだけを見ていると、サイドに展開したDPSが無ヒールで死ぬ
- 味方の位置を把握して、誰が離れているかを意識する
- ヒールが届かない位置にいる味方にはピンで危険を知らせるのも有効

味方のトレーサーが裏にまわったことを確認

テレポートでトレーサーと合流。本隊と分かれて裏から囲い込み一緒に敵を撃破
結果:敵がULTを使って本来不利なターンでもファイトに勝利
2人のサポートで役割を分担する
チームには2人のサポートがいます。2人が同じことをするより、役割を分担する方がチームの安定感が増します。
| 役割 | 主な仕事 | 向いているヒーロー例 |
|---|---|---|
| メインヒーラー | タンクの回復を最優先。チーム全体のHPを安定させることに集中する | アナ、バティスト、モイラ、ジュノなど |
| サブヒーラー | 回復はしつつも、デバフ・バフ・妨害・攻撃参加などユーティリティを担う | ゼニヤッタ、ルシオ、ブリギッテなど |
メインヒーラーが回復を安定させている間に、サブヒーラーがルシオのスピードブーストでタンクを活躍させたり、ゼニヤッタの不和のオーブで敵をボコボコにして試合を動かす——というのが定番の分担です。
2人とも回復に集中してしまうと火力不足になり、2人ともユーティリティ優先だとチームが溶けます。試合前にもう1人のサポートが何を使っているかを確認して、自分の動き方を決める習慣をつけましょう。

味方がジュノなら回復は安定、キリコでDPSと一緒にサイドから攻撃的に動いてみようかな、みたいな感じ
自分の生存を最優先にする場面もある
サポートが倒されると、チーム全体のヒールが止まります。サポートが生き残ることがチームの生命線です。
- 相手のフランカーに狙われたら逃げる/追い返すことを最優先にする
- 自衛のためのアビリティは惜しまず使う
- ミスした味方を助けようとして自分も死ぬのは最悪のパターン、時には見捨てる強さも大事
- 「自分が生き残ればチームを立て直せる」という意識を持つ
敵の機動力が高くサポートが狙われやすい状況では、タンクやDPSの近くにポジションを取ることで守ってもらいやすくなります。

倒されたら元も子もないので、自衛スキルは惜しまず使おう
相互ヒールを意識する
サポートは味方を回復することに集中しがちですが、もう1人のサポートのことも気にかけることが重要です。
サポートは相手のフランカーや集中砲火で真っ先に狙われやすいポジションです。タンクやDPSはサポートの体力まで気が回らないことが多いため、サポート同士でお互いをヒールし合う(相互ヒール)ことでチーム全体の安定感が大きく上がります。
- もう1人のサポートのHPを常に把握しておく
- サポートが狙われているときは最優先で回復する:サポートが2人とも倒されるとチームが崩壊する
- 敵に狙われてる時はお互いの位置を近くに保つと相互ヒールがしやすくなる

サポートは2人で支え合う。相方サポートを回復できるのはあなただけです。
ULTの使い方を考えておこう
サポートのULTは試合の流れを一気に変える力を持っています。ただ溜まったら使うのではなく、タイミングを意識するだけで効果が大きく変わります。
- チームが仕掛けるタイミングに合わせて使う:単独で使うより集団戦の最中に使う方がはるかに効果的
- 相手の強力なULTに合わせてカウンターする:サポートにはこれができる防御ULTが多い
- 攻めのULTとして使う:守るだけでなく、味方を強化して一気に崩す使い方もある
カウンターULTを覚えよう
サポートには相手の強力なULTを無効化・軽減できるULTが複数あります。代表的な組み合わせを覚えておくと咄嗟に使えます。
| サポートULT | 効果 | カウンターできる代表例 |
|---|---|---|
| ルシオ:サウンドバリア(ビート) | 範囲内の味方全員に大量の一時ライフを付与する | ゲンジの龍撃剣、リーパーのデスブロッサム、ソルジャー76のタクティカルバイザーなど全体への高火力ULT全般 |
| ゼニヤッタ:心頭滅却 | 発動中ゼニヤッタ自身が無敵になり、周囲の味方を猛烈な勢いで回復し続ける | ラインハルトのアースシャター、ドゥームフィストのメテオストライクなど集団を巻き込む高ダメージULT |
| アナ:ナノブースト | 対象の味方1人の移動速度・与ダメージを大幅強化し、受けるダメージを軽減する | カウンターというより攻めのULT。ゲンジの龍撃剣と合わせると超火力になるのが定番の使い方 |
相手がULTを使ってきそうな時は、自分のカウンターULTを使うタイミングを考える習慣をつけましょう。ULTを温存しすぎて使えずに負けるのが最もよくあるパターンです。

自分のULTでピンチを救えた時の快感は最高
サブロール別の動き方

| サブロール | パッシブ効果 | 代表ヒーロー | 意識すること |
|---|---|---|---|
| メディック | 味方を回復した量の25%分自己回復 | マーシー、キリコ、モイラ | 味方にヒールし続けることで自分も回復する。生存しながら回復量を最大化する |
| サバイバー | 移動スキル使用時に自己回復が発動 | ブリギッテ、ジュノ、イラリー | 移動スキルを積極的に使って自己回復を稼ぐ。危険な状況からの離脱と戦線復帰を素早く行う |
| タクティシャン | ULT発動後の余剰チャージを次のULTに持ち越せる。ただしHP100%超ではULTチャージ率25%減 | アナ、バティスト、ゼニヤッタ | ULTで試合の流れを積極的に変える。ヒールとダメージの効率を上げてULTチャージ効率を意識する |
初心者におすすめのサポートの動き方
最初はこの3つだけ意識しましょう。
- 瀕死の味方を最優先でヒールする:均等に回復しようとしない
- 自分が狙われたら身を守る:無理に回復を続けず自衛、厳しければ味方に近づく
- タンクだけでなくDPSにも目を向ける:視野を広く持って全員をケアする
次の記事では、最初に選ぶべきヒーローを解説します。
