CR Lipの世界大会前インタビュー内容まとめ

OWTVggによって行われたCrazy Raccoon所属Lip選手へのインタビューの内容をまとめました。

管理人
日本語音声や字幕も完備なのでぜひ動画も御覧ください!
Q. まず自己紹介と、いまの近況を教えてもらえる?

A. こんにちは。いま韓国でCrazy RaccoonのDPSとしてプレーしているLIP、イ・ジェウォンです。

去年に続いて今年のステージでもストックホルムでプレーできるのがまずすごくうれしいし、いまはブートキャンプのためにポーランドに来ています。

去年とまったく同じ施設を使っているので、環境に慣れる面では特に不便もなく、順調に過ごせていると思います。

Q. ポーランドではスクリム以外に、何か特別にしていることはある?

A. いえ、ポーランドに着いてからは時差ボケを直すことから始めて、環境に慣れなきゃいけない部分が多かったので、練習以外でなにか楽しむようなことはまだ何もできていない状態です。

今はとにかく練習とコンディション調整が最優先ですね。

Q. ステージ3の序盤に長めの休養を取っていたけど、しっかり休めた?ワールドファイナルに向けて準備は万全?

A. ステージ3の序盤にけっこう長い休息期間を取っていたんですが、それも「おそらく最後になるかもしれないワールドファイナルにすべてを捧げるための準備期間」だと自分では考えていました。

ありがたいことにストックホルムのシードを勝ち取ることができたので、そのステージ3で休んで準備してきたものを、この大会でしっかり見せられると思うと本当に楽しみです。

Q. 他のチームは「スクリムした中でCrazy Raccoonが一番強い」と口を揃えていたけど、本人たちの感触としてスクリムの調子はどう?

A. ヨーロッパ地域とアジア地域では、オーバーウォッチのメタの捉え方がけっこう違うだろうと思っていたので、正直かなり心配しながら来ました。

でも実際に来てスクリムをしてみたら、思っていたほど大きな差はなくて、EMEAチームのメタ解釈と僕たちの解釈に大きなギャップはありませんでした。

なので、今まで自分たちが準備してきたことを、そのまま積み上げていけばいいという感じで、スクリムも特に大きな問題なくうまく進んでいると思います。

Q. 地域ごとにメタの解釈が違うことが多いのに、今回は似ているのが面白いね。そんな中で、スクリムしていて一番きつかった相手はどこ?

A. まだスクリムをしていないチームも何チームか残っているので、完全に全部を分析できているわけではないんですが、これまでの感覚で言うと「誰か一つのチームが飛び抜けて強い」というよりは、本当に真面目な話、みんなすごくレベルが近いと感じています。

お互いにすごく似たレベルで、どこか一つが圧倒的に強いとか逆に弱いとか、そういう印象はあまりないですね。

Q. じゃあ次の質問。今回の大会では、どんなメタ・構成を主に見ることになりそうだと思う?

A. ストックホルムに入る前に一度バランスパッチがあって、それを基準にいろんな構成を考えてきました。

全体としてのメタの大枠は各チームそこまで違わないと思うんですが、アプローチの仕方はチームごとにけっこう差があります。

シンメトラを軸にした構成を使うチームもいれば、ヒットスキャンを中心に解釈して構成を組むチームもいる。

なので、昨年のストックホルムみたいにほぼマウガ一色だった環境に比べると、今年のファイナルはチームごとにいろんな構成を見られる大会になるんじゃないかなと思います。

Q. 今回のメタは、Crazy Raccoonにとっては追い風だと思う?LIP本人としての手応えは?

A. もっとたくさん公式戦をやってみないと、チームとしての最終的な評価はわからないですけど、少なくとも僕個人としては今のメタにはすごく満足しているし、とても気に入ってます。

プレーしていて楽しいですし、やりたいことがちゃんとできるメタだと感じています。

Q. ブートキャンプのスクリムで当たったチームを踏まえて、地域別の強さをランキングするとしたら?韓国・北米・ヨーロッパ・中国のパワーランキングが知りたい。

A. 僕の感覚だと、上から順に韓国、ヨーロッパ(EMEA)、北米、中国の順ですね。韓国が一番上で、その次がEMEA、その次がNA、最後が中国、という感じで見ています。

管理人
に、日本は・・・!?
Q. 西洋のファンは韓国チームのことを知る機会があまりないから、チームのことも少し教えてほしい。ゲーム内で一番オーダー(コール)を出しているのは誰?

A. いちばん多くオーダーしているのはJunbin選手ですね。彼が一番大きな割合を占めていて、その次にShuやCh0r0ngが、ところどころでコールを出してくれるという感じです。

Q. チームメイトの中で、一番おもしろい・ムードメーカーだと思う人は?

A. 誰か一人だけが特別おもしろいというより、「ケミストリー」が一番いい組み合わせがいて、それがMaxとCh0r0ngの二人です。

二人それぞれ単体で見ると、そこまで爆笑キャラって感じではないんですけど、二人が一緒になるとめちゃくちゃ面白い状況がよく起きるので、その二人を挙げたいですね。

Q. チームで一番オシャレ、ファッショナブルだと思うメンバーは誰?

A. ShuかJunbinじゃないかなと思います。正直、僕はファッション分野にほとんど興味がなくて、見る目もあまりないので、自信を持って「この人だ」とは言えないんですけど、その二人かなって感じですね。

Q. じゃあ逆に、一番ファッションセンスがないと思うメンバーは?

A. まず、ファッションに興味がない僕はランキングから外して考えるとして……たぶんMaxかCh0r0ngですね。その二人が、いちばん「服とか気にしてなさそうだな」と思います。

Q. チームの中で、いちばん練習量が多い「一番のグラインダー」は誰?

A. 全体的に見て一番多く練習しているのはHeesangだと思います。ただ、ロールでいうとDPSライン全体が一番練習量が多いですね。DPS陣は本当にみんな、かなり多く時間を割いて練習していると思います。

Q. チームで一番料理が上手い人と、一番料理が下手そうな人を挙げるとしたら?

A. 正直、料理が上手いメンバーはいないと思います。そもそもみんなほとんど料理をしないので、「誰が上手い・下手」と確認する機会自体がないんですよね。

もし「一番下手そうな人」を感覚で挙げるなら、たぶんHeesangが一番できないと思います。ストックホルムに来る前にチームで焼肉を食べに行ったことがあるんですが、そのときにHeesangが肉を焼いてくれて、ほとんど焦げるくらいまで焼いちゃっていて……それを見て「あ、たぶん料理は得意じゃないな」と思いました。

Q. チームの中で、一番不平不満を言うことが多いのは誰?(いい意味でも悪い意味でも)

A. これは分野によって違うんですが、インゲームの話だけで言うと、良い意味で一番不満を口にするのはJunbinだと思います。

チームのためになる建設的な不満・指摘をしてくれるタイプですね。逆に、あまり良くない方向で「文句が多いな」と感じることがあるのはMaxですね。

Q. Moon監督とKongコーチから長く指導を受けていると思うけど、それぞれどんな特徴があって、どういうふうにサポートしてくれている?

A. Moon監督とKongコーチとは、けっこう長いあいだ一緒にやってきました。Kongコーチは、僕の足りない部分を個人単位でかなり細かく埋めてくれるタイプで、いわゆる「ミクロ」なプレーの部分、具体的にどこをどうすべきだったかという細部まで見てくれます。

一方でMoon監督は、チーム全体の「マクロ」な部分、試合の流れや構成の方向性など、大きな視点から全体像を見てくれるタイプです。その役割分担が、僕たちにとってすごく助けになっています。

Q. 多くのファンが「LIPはオーバーウォッチ界のGOAT(一番のレジェンド)だ」と言っているけど、自分でもそう思う? もし自分じゃないと思うなら、誰が1番だと思う?

A. いや、自分でもそう思います。僕がオーバーウォッチのGOATで合っていると思います。

Q. ストックホルムのワールドファイナルについても聞きたい。初戦はPepsかSSG(Space Station Gaming)のどちらかで、SSGが上がってきたら元アトランタ時代のチームメイト、Hawkとも再会することになる。最初の試合にどれくらい自信がある?

A. 僕たちは「優勝するため」にここまで来たチームなので、もちろん一試合一試合が大事なのは間違いありません。

ただ、僕の意識はどうしても最終日の試合に一番強く向いています。なので、PepsかSSGか、どちらと当たるかは重要ではあるけれど、「とんでもなく強い相手との大一番」と比べると、そこまで大きく緊張することはないと思います。

Q. 多くの人が「今大会でいつかCrazy RaccoonとTeam Falconsが当たるだろう」と予想している。ステージ3の韓国決勝では接戦の末に優勝したけど、今回のワールドファイナルではどちらが強いと思う?

A. 個人的には、去年のストックホルムのメタのときも、僕たちのほうが強かったと思っています。
ただ、メタの解釈のしかたが違っていて、それが結果的にうまくいかなかったと感じています。

今回は去年みたいにメタが一つに固まっている感じではないので、そういう意味では僕たちのほうに有利な部分が多いと思っています。
今回の大会は、去年よりも僕たちにとってかなり有利な状況なんじゃないかなと感じています。

Q. OWCSが始まってから、Crazy Raccoonはメジャー大会で3回優勝、Falconsは2回優勝している。もし今回Falconsがワールドファイナルで優勝すると、メジャータイトル数が3対3で並ぶけど、そのことは意識している?

A. いえ、そういう数字は今初めて聞きました。タイトル数を数えたことがないので、正直あまり意識してはいないです。

Q. Team Falconsに、ひと言メッセージを送るとしたら?

A. 特に相手を挑発したり、意識しすぎているところはないです。ただ、アジア決勝のときみたいに、どちらか一方が一方的に崩れることなく、お互いがベストを出し切れる、そういう楽しい試合がしたいですね。

Q. そろそろ軍隊に行く年齢も近づいてきていて、来年のLIPの進路を気にしている人が多い。現時点で話せる来年以降の予定はある? 今回のストックホルムが最後の大会になる可能性もある?

A. 一つひとつ全部を細かく話すことはできませんが、僕自身も未来について本当にいろいろ考えているところです。
今回のストックホルムが最後の大会になるかもしれないし、このまま選手を続けるかもしれないし、Crazy Raccoonに残るか、別のチームに行く可能性もあります。

いろんな選択肢が同時に動いている状況なので、現時点で「これが答えです」とはっきり言うのは難しいです。

Q. 最後に、いつも応援してくれているファンにメッセージをお願いします。

A. これまで選手としてたくさん優勝してきましたが、オーバーウォッチ2になってからは、まだシーズンのグランドファイナルで優勝したことがありません。
だからこそ、今回のワールドファイナルは、僕にとって「最後になるかもしれない大きなチャンス」だと思っています。

この大会のために一生懸命準備して、かっこいい姿をお見せできるようにしますので、たくさんのファンのみなさんに興味を持ち続けてもらって、引き続き応援してもらえたらうれしいです。本当にいつもありがとうございます。

Twitterでフォローしよう