5月15日配信のミッドパッチの内容まとめ
本日開発者ブログが公開され、5月15日に配信されるミッドパッチの内容について言及されています。
内容は下記のとおりです。
タンクが強化
・タンクのノックバック低減率を30%から50%に増加
・アーマーのダメージ低減が「投射物1発あたりのダメージ減少量が5(最大50%)」に差し戻し
・自己回復パッシブが変更
-ライフ回復量は、ベースの回復量(10)にヒーローの最大ライフの5%を上乗せした数値に。
-例:ロール・キューのマッチでラインハルトを使った場合、戦闘を離脱すると1秒ごとにライフが20回復だったのが1秒ごとに45回復に
175HP(トレーサー)
=毎秒18.75回復
200HP(ウィドウ)
=毎秒20回復
250HP
=毎秒22.5回復
300HP(リーパー、メイ)
=毎秒25回復
350HP(バスティオン)
=毎秒27.5回復
800HP(豚)
=毎秒50回復
ジャンカークイーンが強化
■コマンディング・シャウト
・クールダウンが14秒→12秒に減少
・「カーネイジ」や「ランペイジ」など他のアビリティを発動中でも使用可能に
レッキング・ボールが強化
■グラップリング・クロー
・フルチャージでスイング攻撃を繰り出した際の直撃ダメージを50→60に強化
■パイルドライバー
・当たった敵の移動制限の時間を0.5秒から0.75秒に増加
■マインフィールド(ULT)
・爆発ダメージを130から165に増加
・ノックバックを5メートルから10メートルに増加
複数のDPSが強化
・エコー
・ハンゾー
ディレクターの視点:ミッドシーズンで増すタンクの重要性
皆さん、こんにちは!
シーズン10は、おかげさまで好評を博しています。
私も皆さんに新ヒーローのベンチャーとミラーウォッチのイベント(アーケードで遊べます)を楽しんでもらえて何よりです。
ですが、今回の「ディレクターの視点」の話題はその点についてではありません。
本日はミッドシーズンのアップデートと、それに伴うタンクヒーロー全体への調整についていくつかお話ししていきたいと思います。
タンク大幅強化について
「オーバーウォッチ 2」において、タンクは特に際立ったロールといえます。
敵の猛攻を一手に引き受け、チームメイトがキルを取れるチャンスを作るのがタンクの役割です。
相手チームにとって大きな的となるタンクですが、タンクのライフを一気に削れるかに重点を置いているチーム編成が多いことからも、タンクの影響度の高さがわかるでしょう。
タンクが弱すぎると、排除系のアビリティを突破できなくなってしまい、こうしたアビリティの回避を余儀なくされます。
そんなタンクについて、皆さんからはこれまでに「すぐにやられる」、逆に「固すぎて倒せない」というフィードバックが寄せられています。
こうした意見を受けて、シーズン10中盤のアップデートでは、ある程度ヒットに耐えて戦闘で適度に生き残れるよう、タンクのバランスを調整します。
まず、タンクのパッシブ「ヘッドショットのダメージ低減」を25%に引き上げて、一気にダメージが発生する機会を減らします。
タンクのノックバック低減率も30%から50%に増やす予定です。
これにより、前線を維持できる機会がもっと増えて、排除系のアビリティに悩まされる心配がなくなると考えています。
また、タンクヒーローを対象とした、ゲームプレイ全体の調整を加えます。
その1つが、アーマーのダメージ低減の差し戻しです。
投射物1発あたりのダメージ減少量が5(最大50%)に戻るので、今後はリーパーやトレーサーのようなヒーローがラインハルトのようなヒーローを倒そうとすると、以前よりも手数が多くなります。
投射物1発あたりのバースト・ダメージが高いヒーローは、この変更後もタンクに対して効果を発揮しますが、こうしたダメージヒーローに対するカウンタープレイの手段はタンクに残されているので、大きな問題にならないでしょう。
フットワークの軽いタンクがより素早く前線に戻れるよう、ライフ回復のパッシブにも調整を加えます。
以前はヒーローを問わず、戦闘を離脱すると1秒ごとにライフが20回復していく仕様でしたが、今後のライフ回復量は、ベースの回復量(10)にヒーローの最大ライフの5%を上乗せした数値になります。
つまり、ロール・キューのマッチでラインハルトを使った場合、これからは1秒ごとに45回復していきます。
以上の変更点を組み合わせることで、タンクのプレイヤーが直面している問題点に対処しつつ、ゲーム全体のバランスを整えていきたいと思います。
このミッドシーズンのパッチが導入された後は、メタの大変動も見られることでしょう。
ジャンカークイーンの強化について
ヒーロー別の変更点も一部ご紹介します。
まずは、ジャンカー・クイーンの「コマンディング・シャウト」。
今後は「カーネイジ」や「ランペイジ」などのアビリティに切り替えても発動するようになり、クールダウンも12秒に減少します。
この調整が適用されることで、激戦においても素早く突撃できるようになるので、以前よりも積極的に戦闘で立ち回れるはずです。
レッキング・ボールの強化について
レッキング・ボールにもさらなる変更を加えます。
シーズン10での変更後、「グラップリング・クロー」を巧みに使ったゲームプレイを見かけますが、戦闘の観点から見ると、例の変更の恩恵を増やす余地はまだ少しあるように感じられます。
なので、「グラップリング・クロー」を使ってフルチャージでスイング攻撃を繰り出した際の直撃ダメージを50から60に変更し、「パイルドライバー」に当たった敵の移動制限の時間を0.5秒から0.75秒に増やします。
これらとは別に「マインフィールド」も上方修正します。
爆発ダメージを130から165に、そしてノックバックを5メートルから10メートルに増やす予定です。
DPSの強化について
ミッドシーズンではほかにも、ジャンクラット、エコー、ハンゾーなどの軽い強化を計画しています。
詳しい内容は、パッチが適用される5月15日にお伝えする予定です。
どうぞミッドシーズンの「テストドライブ」を楽しみに待っていてください。
今回の「ディレクターの視点」は以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
ともに素晴らしいゲームを作っていきましょう!