元プロタンクToyouが解説するザリア講座 - 基本概念、バリアとグラビトンの活用、エネルギー管理の詳細まとめ
元OWリーガーのToyou氏がザリアの基本概念・エネルギー管理・バリアとグラビトンサージの活用法を実戦映像とともに解説する動画を公開しました。D.Va講座・シグマ講座に続くタンク講座シリーズ第3弾で、コメント欄では場面ごとの詳細な質疑応答も行われています。
動画情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制作者 | Toyou(투유) |
| チャンネル | @happytoyou6 |
| 動画URL | https://www.youtube.com/watch?v=f8RiVCZIYM8 |
| タイトル(原題) | 디테일로 배우는 자리야 강의 | 기본 개념, 방벽과 자탄 활용 |
ザリアの基本概念:知っておくべき3つのこと(00:00)
Toyou氏はまず、ザリアを使う上での基本概念を3つ挙げています。
- ①ザリアはキャリー力があり高いバリューを出せるヒーロー。そのためにはバリアとエネルギーの管理が必須
- ②グラビトンサージを持っているターンの集団戦は必ず勝つ
- ③左クリックより右クリック(エネルギー弾)を重視する
マインドセット:「1人分」ではなく攻撃的にバリューを出す
①について補足すると、ザリアは他のタンクヒーローより基本DPSが高いため、消極的に構えるより攻撃的にプレイしてこそ多くのダメージを入れられます。基本戦闘で優位を取れればアルティメットも早く溜まり、高いリターンが期待できるヒーローです。
そのため「ほどほどに1人分やればいい」というマインドではなく、「多少リソースをもらってでも大量のダメージを入れてバリューを出す」という意識でプレイすべきとのこと。ただし、味方DPSがリーパーやヴェンデッタのような「DPSにリソースを注ぐ構成」の場合は、比較的安全にプレイする方が良いとしています。
実戦解説(防衛側):対ダイブ構成の戦い方(01:08)
実戦の構成は、自チームがザリア・シオン・キャスディ、相手がハザード・ゲンジ・キャスディ。相手はダイブ構成で、こちらは対峙(ポーキング)が有利な構成です。
- 基本方針:事前にエネルギーを溜めた後、相手の後衛側を強く圧迫してダイブを遅延させ、対峙時間を長く取る。基本戦闘で利益が出たらプッシュする
- 開幕は構成チェックを兼ねてエネルギーファーミングから
- エネルギーが溜まり、相手のターン(スキル)が切れたら強くチョークしながら圧迫する
- 相手ハザードのスキルが切れたタイミングはバリアを使ってエネルギー作業をする好機。ただしこの場面ではエネルギーが高くバリアも残り1つだったため温存
- エネルギーが60まで下がったら、そろそろエネルギー作業を再開する
- 大ダメージを入れられるタイミングでは前ムービングしながら強く圧迫する。ヘイトが自分に集まるが、そのタイミングでバリアを使えば体力管理とエネルギー維持が同時に成立する
グラビトンの細かい注意点
- 相手のターンが切れたら、そのままグラビトンを使って自分たちのターンを取る
- リロード中にグラビトンを使うとダメージロスが発生するため基本は避ける。ただしこの場面では相手DPSラインが越えてくるタイミングだったため、使う必要があった
対ダイブでのグラビトンの正解:前衛はパスして後衛に使う
バリア管理の鉄則:集団戦前に必ず1つ残す(06:05)
- ホールドしながらアナのヒール射線をチェックし、バリアを1つ使ってエネルギー回復の機会を見る
- バリアを2つとも使い切ると、相手に進入の口実を与え、自分の生存スキルもなくなる。集団戦前にバリア1つは必ず持っておくこと
- 例外:3対5でもナノ+グラビトンがあって十分戦える場面では、バリアを2つ使ってでもエネルギーを早く溜めることを優先する。ナノ・グラビトンのターンにバリューが出るようにするため
- 交換がうまく見えても、バリアがない状態ならゆっくり慎重に戦う
実戦解説(攻撃側):構成読みとナノのタイミング(07:54)
攻撃側の構成は、自チームがDva・キャスディ・シオン、相手がハザード・メイ・フレイヤ。アナ・ゼニヤッタ相手にはD.Vaが非常に有効です。なおToyou氏は「ザリア動画を撮ろうとチェンジせずに出たものの、メイとフレイヤまでいるのを見て『これは無理だ』と思い、すぐに変えて(その場では)倒された」と裏話も明かしています。
- 人数有利なら素早く正面から合流し、状態の悪い相手ハザードに向けてポジションを強く押し込む
- 味方が1人取られたら、拠点(ペイロード)に触られないよう前から塞いでおく
- 相手が簡単にポジションを取れないよう前から圧迫しつつ、ゆっくりナノを溜めながらペイロードを押す。ペイロードがコーナーに来たタイミングでナノを使った集団戦のアングルを見る
- あと1回集団戦に勝てばよい場面では、相手はペイロード位置の関係で後ろで守るしかなく、こちらのリテイクが容易になる
- ペイロードまで確保したら、サイドと連携してダイブのアングルを見る。相手DPSラインの位置が遠いことを確認したら、すぐに2階へダイブして距離を潰す
コメント欄Q&A
コメント欄ではToyou氏が視聴者の質問に詳細に回答しています。
Q. ウィンストン1人へのグラビトンは良くない?(相手にアルティメットがない前提で)
はい。ザリア(を確実に落とせる場合)でない限り、タンク1人へのアルティメットは最大限自制すべき。グラビトンはバリューの高いアルティメットなので、タンク1人より相手後衛側を狙う方がバリューが出ます。
Q. アナ・ゼニヤッタ相手にD.Vaが良い理由は?
アナ・ゼニヤッタが持つすべてのスキル・ダメージ・ヒールをディフェンスマトリックスで食べられるから。互いのヒールカバーもマトリックスで防げるため、キルキャッチを狙いやすい。ブリギッテやミズキのように「ヒールを食べられない/マトリックスを貫通するスキル」を持っていないことが理由です。
Q. 7:04の場面、相手(ハザード側)が勝てたプレイは何かあった? ゲンジに先にナノを入れる方が良かったのでは?
ゲンジにナノなら龍剣は早く溜まったかもしれないが、それとは別に勝ち筋はあったとして、Toyou氏は相手のミスと勝利プランを3点挙げています。
- ①そもそもナノ+グラビトンがある相手のターンに、コアDPS2人が拘束されてはいけなかった。キャスディだけならナノ+ヒール増幅でケアできた可能性があり、あるいは1人を捨てて攻撃的なナノで4対3を作る手もあった
- ②2人死んだ時点での勝ち筋は、ハザードが後衛を見に行くのではなく、リソースとターンを使い切った状態の悪いザリアを叩くことだった。結果的に高エネルギーのザリアがリソースを回復して生き残り、拠点を押しにくくなった。味方を1人取った時点で素早く拠点に合流してザリアを叩く選択もあった
- ③バリアを使い切ったザリアにヒールバンが入らなかった。ペイロードの構造上当てにくいのは確かだが、結果的には当てるべき場面だった
Q. ザリアジャンプは地面を見て右クリック後にジャンプ?
はい。右クリック+ジャンプをほぼ同時に、ただし右クリックを少しだけ早く(0.1〜0.2秒程度)押すのがコツです。
Q. チョークって何?
入口や空間などを塞ぐことを意味します。例:入口チョーク=入口を塞ぐ/後衛チョーク=相手後衛が越えてこられないよう塞ぐ、など。
なお「次はD.Mon講座を」というリクエストには「D.Monはまだ練習が必要です…🥹」と返答。使用ヘッドセットはTurtle Beach Elite Pro 2とのことです。
まとめ
Toyouのザリア講座の核心は「①攻撃的にバリューを出すマインド」「②バリアはヘイトが集まるタイミングで使い、体力とエネルギーを同時に管理する(集団戦前に1つは必ず残す)」「③グラビトンは相手前衛をパスさせて後衛に使う」の3点です。リロード中のグラビトンによるダメージロスなど、タイトルどおり細部まで踏み込んだ内容でした。
コメント欄の「7:04の場面で相手が勝てたプラン」の分析は、負け側の視点から集団戦を逆算する思考プロセスが学べる貴重な回答です。D.Va講座・シグマ講座と合わせてタンクプレイヤー必見のシリーズとなっています。
